東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『無買日の稽古』

■ 11月26日(土)は無買日というらしい。無くていいものは買わない日と位置づけて、消費について考えようというアレで、経営者にはつらい日のようで。こういった活動がいつから行われていたのかよく知らなかったけど、わりと全世界規模の広がりを見せている運動のようです。無駄な買い物か。なんだろな、ペプシのペットボトルとかについてる人形とかが欲しくてついついペプシ買っちゃうんだけど、あの人形、後から思うと割と要らない。結局置き場に困って捨てちゃったりする。でも、売ってるときはつい買っちゃう。熱に浮かされてるような気分になっちゃって。そういうのなのかな、無駄な買い物って。


■ 26日(土)。日中、池袋でかげわたりの稽古を見学。当初はかげわたりの宣伝写真のようなものを僕が取る予定だったのだけど、風邪を引いて休んでしまったメンバーがいたので写真撮影は中止。でも、せっかくだから練習だと思ってデジカメを持って稽古場へ。バンドのメンバーが演奏しているところをパシャパシャと撮ってみる。やっぱり写真は、カメラマンの視線ってものを浮き彫りにするから、あまり自信がない。で、後で撮った写真を見てみたけど、良し悪し以前に画像の荒さが気になった。枚数を多く取るために画素数を落として取ったせいだろうか、これじゃあ宣伝写真にならない気がする。難しいな、写真は。


■ 夕方になってから京王線芦花公園駅にある稽古場へ。まずは予算に関わることを役者の方々に報告。事前に役者をお願いしたときと状況が変わってしまったことをお詫びしてみたりいろいろ。こういうのって正直、いやだなぁと思うけど、何せお金がないと芝居ができないから仕方がない。


■ それから芝居の稽古。総勢7人。個人的には盛り沢山。2つの場面の読み合わせ。一つは父と娘の会話のシーン。父と娘の距離感をどのようにとるかを考えてみる。とにかく初めての本読みなので、状況説明をして流れを把握してもらう。父親は感情の起伏をわりとはっきりとだしてもらい、娘には極力押さえてもらう。その差が、そのままこの二人の距離感になればいいなぁと思う。


■ もう一つのシーンは今回の芝居の中でも人がたくさん出てくるシーン。とにかくテンポを重視して読んでもらう。テンポは個人のテンポというよりは、その場全体のテンポ。一人一人が自分なりにいいと思うテンポで読んでいてもそれが全体のテンポとしてリズムにのってなければ、まとまり感がなくなってしまう。台詞の早い遅いではなく、なめらかな感じが必要なんだと思う。そのなめらかさは全員で作るしかない。そこを気をつけようと思う。まぁ、でもこっちも初めての読みなので、まずは好きにやってもらう。特にこの場は、もともと自由な感じで作ろうと思っていたので。いずれにしても、まずは台本に慣れてもらうことが重要。流れや台詞を身体で覚えてもらって、各自が自由に動けるようになってから、いろんな部分を作りこんでいければと思う。


■ こうやって本を読んでもらって自分なりにいろいろ気づくことは、台詞が多すぎるということ。単純に多い気がする。書いてるうちは、とりあえずなんでも書いておこうという貧乏根性みたいな意識が働いてしまい、ついつい書いてしまう。後で、読み直して少しは削ってみたんだけど、それでもこうやって役者に声に出してもらうと、まだまだしゃべりすぎな感じに聞こえる。もっと削れる台詞がいっぱいある。シャープにしていかなければならない。


■ それにしても休日ダイヤというのもあるのだろうけど、芦花公園駅に止まる各駅停車はなかなか来ない。待っている間に準急だか快速だかが何本も目の前を通過していきよる。うーん、各駅しか止まらない駅の哀しさよ。