東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『久しぶりにマダムシルク』

tokyomoon2007-03-20

■ 3月の半ばから職場に新しい人が入ってきた。その新人君の言動が面白い。夕食にカレーの出前でも頼もうという話になってオーダーを取っていたら、その新人くんは「僕はサラダでいいです」と言ってきた。なんでも白米があまり好きじゃないのだという。モロ主食をあまり好まないってのもすごいが、まぁそういう人もいるのだろう。それで「じゃあ、好きな食べ物はなんなの?」と聞くと「そうですね」と新人くんはしばし考えてからこう言った。

「寿司ですね」

それ、おもいっきり、米入ってますけど。今、新人君の言動から目が離せないでいる。


■ これは自論だけど、誰それと似てるとか似てないって話になると、世間では顔というものがメインテーマになると思うが、僕は顔よりも骨格が似ているかどうかが気になる。例えば、骨格が似ている人は服装の趣味が似てくると思う。つまるところ、着たい服よりも、似合う服ということで服を選んでいくと、最終的に服装を左右するのは骨格だろう。僕独自の調査では、この骨格服装説はわりといけてると思うのだが、どんなものか。電車を待っているホームで、服装を骨格というものを気にして見ることが、だから僕にはちょっと面白い。朝、遅れる電車を待っている時の退屈しのぎ。


■ 明日は祝日。それほど早く起きる必要がないので、久しぶりにマダムシルクに寄ってみようと思い、池袋で下車。久しぶりっていうか、店の場所が移動してから初めて行く。つまり、今年初。店内は改装したばかりでとてもきれい。前の店にあったポスター等は持ってきているものの、やはり、以前の面影はない。それはそれで仕方が無いのだろうし、この場所で、人が集まり、また時間が過ぎていくことで、新しい場所の記憶ができて、そうやって空間は作られていくのだと思う。先日、芝居の帰りに購入した前田司郎さんの『愛でもない青春でもない旅立たない』を読む。酔っ払ったサラリーマンの人が、女性のお客さんと大きな声で話してた。その話によるとキュウイフルーツの葉は、猫にとってマタタビと同じ効果があるのだとか。それは本当か。それから、いきなり話がキノコの話になり、女性のお客さんが「キノコが豊富に育つってことは、菌がたくさんあるってことで、それだけ日本の土壌は豊かだってことなんです」と力説していた。ふむ。ちなみに写真はマダムシルクのトイレ。デュシャンの泉のシールが貼っておる。1時45分、店を出て帰宅。夜はまだ寒い。