東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『自転車・写真日記』

■ 目が覚めたら昼近くになっていた。昨日、寝たのが4時くらいだったからたっぷりと8時間くらい寝たことになる。充分寝てる。


■ 久しぶりに自転車で出掛けることにした。JR板橋駅東口方面を進むと庚申塚商店街にぶつかる。それで初めて気がついたのだけど、そこからあっという間に巣鴨にでる。自転車だと家から10分もかからないでおじいちゃんおばあちゃんの原宿に着くことが判明した。まいったね、原宿に自転車で行けちまうぜ。それにしても今まで気付かなかった。この前、都営三田線に乗ってわずか2駅で巣鴨に着いたのでおやと思ったけど、いろいろ近いのですな。と、いうことはですよ、王子あたりも巣鴨から歩いていける距離にあるわけで、自転車を使えばこれはいろんなところに行けるわけでなんともうれしいかぎりだ。巣鴨地蔵通り商店街は人でごった返してにぎやかすぎたので、国道17号沿いを進むことに。そこから大塚方面に適当に向かうと急な下り坂にぶつかる。自転車で走っていると、歩いているとき以上に坂道を意識する。東京はほんと坂道が多い。ふと、見上げた家から大きなアンテナが出ていた。それを見て、そういえば、と思い出したのは、この辺りには鉄塔というものがないことだ。



 大塚方面に向かうと春日通りとぶつかる。それで、護国寺に一度行ってみたかったので護国寺に行くことにした。不忍通りで左折して、坂を下りると護国寺がある。あれは何通りというのか、東池袋方面、東急ハンズ池袋店沿いを走っている道路を下っていっても、護国寺にたどり着く。つまり、その道路と不忍通りがぶつかる三叉路の目の前に護国寺はある。その付近ではその土地が一番低いところだと思われる。三叉路は人の流れが集まる場所で、車も混雑しているが、入り口から入って、本堂に向かう階段を昇り、上まで行くと何か不思議と落ち着いた場所に様変わりする。寺や神社というものは、そうやって下の空間から上の空間に移動することで、どこか別世界につながっているような気になる。たぶん、そういう場所で階段をのぼる上下の空間構造が多いのは、なんかしら意図があるのだろう。まぁ、そんなことはともかく護国寺はやけに猫がいて、日向ぼっこをしている猫はとても気持ちよさそうだった。



護国寺を後にして、三叉路を今度は江戸川橋方面へ。目白通り新目白通りとぶつかると、それであっという間に早稲田にでる。そうか、家から早稲田まで自転車で簡単にいけるのか。楽しくなってくるね、ほんと。早稲田通りを走っていると、ちょっとまえに、早稲田大学の授業に忍び込んでいたときのことを思い出す。それから明治通りを池袋方面に進み、家に帰る。板橋〜巣鴨〜大塚〜江戸川橋〜早稲田〜池袋。ちょっとした自転車散歩に持って来いのコースだ。こうやって自転車でぶらつくのもおもしれえなぁ。



■ 夜、外に出ると空気がすこし水気を含んだような匂いがした。こういう匂いがすると、寒いのだけどその寒さのおかげで世界が少しきれいになっているような気になる。まぁ、寒いのだけど。