東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『早稲田と自転車』

■ 仕事で早稲田の付近に用があり、職場から自転車で早稲田へ向かうことに。地名でいうところの四ツ谷や市ヶ谷、それと牛込などはなんというかその名称が面白い。あと街に色艶がある気がする。この佇まいは土地の持つものなんだと思う。で、それほど離れていない新宿まで行くと途端に雑多な感じになるので不思議だ。土地に求められた「なんがしか」が土地土地で、もしくは時代で違うんだろう。それはさておき早稲田の付近はやはりいいなぁ。大学のまわりのあの雰囲気。古本屋もたくさんあるし、好きな町だ。自転車でまわると坂が多くて、大変なところもあるけど、そういうところがまた面白い。


■ ふらりと本屋に入っていろいろ物色。阿部和重さんの『シンセミア』が文庫になっているという情報を聞いていたのだけど、『グランドフィナーレ』しか見つからない。『シンセミア』は是非みたい。ここ最近、小説をめっきり読まなくなっちまった。電車移動の時はもっぱらエッセイだし。思うに家に帰ってからいっつもパソコンを開いてしまうからだな。ネットを見てたらあっという間に時間が過ぎてしまい、本を読む時間が作れない。実は今、CDデッキが壊れていて音楽はもっぱらパソコンで聴いている。これもパソコンを開いてしまう理由のひとつなんだけど。小説を読まないとな。読みたい本はやまほどある。そのためにはたまにパソコンを開かない日をつくらにゃならない。そのためにはまずCDデッキを購入せねば。先は長いな。


■ 自転車でフラフラと楽しい1日だった。ただひとつ雨さえ降らなければ。洗濯物を干してしまったんだよ、ベランダに。めちゃくちゃ濡れてたよ。くそう。せっかく洗濯したのに。おれのばかやろう。雨のばかやろう。