東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『過去と死』

■ 日曜日1。PARCO劇場でやっている『犯さん哉』が観たく、どうやったら当日券を入手できるのかとホームページをみたら、まずは当日券を購入するための整理券を前日の昼間に電話をかけて予約する必要があると書かれている。それでくじける。当日券を前日に手配せにゃならんとな。


■ 日曜日2。園子温監督の『気球クラブ、その後』をDVDで。部長の事故死をきっかけに5年ぶりに集まる元メンバーたち。弔いと位置づけて、以前の飲み会のように騒ぐその騒ぎっぷりが、とても切なく見えてくる。5年という時間経過が透けて見えてくる。心の底から楽しんでいる人もいるのかもしれない。でも、それは僕には出来ない。あの頃には戻れない。あの頃は確かにあった。でも、今はもう今しかない。あの頃を今と重ねることはできないし、それは意味がないと思う。あの頃はあの頃だ。あの頃にしか味わえなかった喜びがある。そして、今は今しか味わえない喜びがある。それでいいのだと思う。今の喜びもまた今が終わればずっと向こうにいく。ずっと向こうとは僕の胸のうちだ。


  誰かが言ってた。過去と死は似ている。どちらも僕の記憶の中にしかない。その点で死者を過去の喜びのうちに弔うのはある意味で正しいのかもしれない。でも、祝祭は一瞬でいい。あとは僕の胸の内に残ればいい。過ぎていった人も、ものも僕の胸の内にあればいい。それが僕を生かすし、僕から何かをうみだすし、今の喜びにつながる。


■ 月曜日1。松本人志VISUALBUM-完成-』購入。やっとこさ買った。『約束』と『安心』はかつてレンタルで借りたことがあったが、『親切』は初。とりあえず『親切』を観てから久しぶりに『巨人殺人』や『園子』、『古賀』などを観る。特典も充実してるし、これからゆっくりみていきたい。ホクホクしてきた。


■ 月曜日2。モンティパイソンの『人生狂騒曲』をDVDで。過剰だ。過剰に陽気に過剰な歌詞の歌を過剰な人数で唄っている。なんか、美学があっていい。なぜ、美学って言葉が出てきたのかよくわからないけど、過剰の美学がある気がする。


■ 火曜日1。休みボケか、どうも仕事がはかどらない。


■ 火曜日2。Tahiti80のフロントマン、グザヴェイ・ボワイエのソロプロジェクトAxe Riverboy『TUTU TO TANGO』が発表されていることを知る。すかさず購入。ホクホクして帰宅。


■ 雲が分厚い日々が続いている。