東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『引越し、色々な人に会う、そして寝相など』

■ 10月に入っていた。仕事と私用でバタバタとしていろいろと放置している。


■ さしあたり引越しをした。物件を探したり、物件を見に行ったり、手続きをしたり、荷物を運んだり、新しいものを買ったり。それで今日になってやっと一段落した按配。前の家は好きだった。居心地が良かった。気が付いたら2年経っていた。早いなぁと思う。あっという間の2年だった。引越ししてすぐ、友人たちと家で飲み会をし、「ここはアメリカンスタイルでしょ」と勝手に解釈されて土足で家に入り込まれ、かわいいからという理由でカーテンにかわいい猫の絵を描かれ(マジックで)てから2年。諸々あって引っ越す必要があった。

とても大きいので好きな公孫樹の樹がある鬼子母神神社の近くに引っ越した。せっかくだから引越しの挨拶をしに行こうと思いつつ、まだ行けてない。


■ 重なるものなのだろうか。ここ最近、ずいぶんと会ってなかった人たちと会ったりメールをやりとりしたりしている。

木曜。以前働いていた職場に久しぶりに行く。一緒に働いていた人が人事で部署を異動することになり、その送別会に顔を出させてもらった。一緒に働いていた人たちとも久しぶりに会うけれと、大半ははじめてお会いする人たち。なぜか初対面の人たちから畏まられる。そして彼らは僕にこう聞く。「あのAさんに説教していたのですか」と。Aさんとは僕と一緒に働いていた同僚。自ら公言するサディストであり、どうやらその性格を後輩指導にいかんなく発揮していたらしい。そのサディスティックなAさんに対して強くでることができた男だと、なぜか僕は思われていたらしい。そんな風に思われているとは。

それはさておき。とある劇団に所属しながら仕事をやっているS君と話す機会があった。S君は僕が辞めた後に、その部署に入った。芝居をやっていた男が辞めて、また芝居をやる男が入った。『芝居枠』と冗談で言われた。以前から、S君が芝居をやっているということは聞いていた。公演に誘われたこともあったけどタイミングが合わず行けなかった。初めてきちんと話して、S君の芝居に対する姿勢とか考え方に触れて、とても刺激になった。単純に、僕なんかよりもすごくモチベーションが高いところがすごいなと思った。で、ついつい調子に乗っていろいろしゃべりすぎてしまった。なんとも恐縮する。いろいろしゃべりつつ、3時過ぎに帰宅。元職場の前に停まっていたタクシーに乗ると「ここで働いているんですか?」と聞かれる。それに「今は違います。前に働いていたんです」と答える。

■ で、日曜。これまたずいぶん会ってなかった大学の後輩が、東京へ出張のタイミングで会いませんかと声をかけてくれた。互いの近況を話す。食肉関係の職場に勤める後輩は、しばしば会社の上司の人たちと職場近くのフィリピンパブなる場所に行くらしいのだが、その店に行くことを楽しみにしている上司を見るに、後輩はあることを悟ったという。

「男は40歳を過ぎるとフィリピンが好きになる」

その断言の仕方が面白く、笑った。


■というわけで、みんな変わらず元気で何よりです。それとは関係なく、やっと落ち着いてきた我が家では、2匹いるうちの1匹の猫がとても愉快な寝相で寝ている。