東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『幸福な夜の会』

■ 12日(土)。前から、この日にかげわたりやカタカナの谷川さん等とみんなで飲もうという話しになっていた。それで約束の時間に約束の場所へ行くと、なぜかカタカナ谷川さんしかいない。それも白シャツに黒ズボンというどこかフォーマルな格好。それに、飲み会のはずなのに、席も用意されておらず、座布団がいくつか置いてあるだけ。まだみんな来ないの?と谷川さんに聞いてもなんとなくはぐらかされて、とにかく座れと言われる。ひとまずトイレに行ってから、言われた通り座ると、なぜかラジカセから音楽スタート。

それで。

谷川さんと同じように白シャツに、黒ズボンできちっと決めたかげわたりの面々に、僕の芝居にも出てくれたことがあるUさんが現れる。手にはクリアファイル、台本入り。そして始まるリーディング。リーディングはオムニバスで3話あった。

これ、恥ずかしながら、僕の個人的なある件について祝ってくれるために、みんなが用意してくれた会だった。その出し物としてのリーディング。作、演出は谷川さん。そして、出演者はかげわたりの面々や、僕の芝居にも出てくれたことがある友人たち。驚いた。え、この人も出てるという人たちが袖から順番に現れてくる。

うれしかったです。本当に。聞くと、芝居の練習は、みんなで都合をつけて集まって何日もやっていたのだという。この会自体も8月くらいからやろうと企画を立ててくれていたらしく。うーん、うれしすぎる。そして、その練習場所に混ざりたかったよ、俺は。混ざっちゃうと今回の会の主旨がまったく意味がなくなっちゃうんだけど。

繰り返しになってしまうのだけど、僕の個人的な件に関して、こうやって祝ってくれることが、というか、そういうことをきっかけに集まってくれる友人たちがいることが本当にありがたいなぁと思いました。

それぞれ違うタイミングで出会った人たちが、縁あってつながっていく。そういうことの悦びってものがあります。

今のところ、恩返しといっても何もできないのですが、せめて今後もなんかしら、一緒に楽しいことがやれればなぁと思ってます。

といったわけで、日記というかお礼のようになってしまったアレですが、ほんとうれしかったのでした。忘れられん一日です。