東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『独りで寝るのはいやだ』

空段ボールを置いておくと、猫たちはその箱の匂いを確認した上で、その箱の中に入り、ゆっくりとくつろぎ始める。でかい箱でも、小さい箱でも、彼らはひとまず匂いを嗅いで、それから必ずそこに入る。縄張り的なアレなのかは判らないけれど、それを見るのが楽しい。



土曜。起きてから家の掃除。布団等、ここぞとばかりに干す。それから久しぶりに美容院へ行き、髪をばっさりと切る。短くすると気持ち良い。板橋から歩いて帰宅。以前住んでいたあたりを歩くと、猫を4〜5匹ほど見る。ノラなのか飼い猫なのかは判らないけれど、彼らは良い具合にダラダラしていた。池袋まで歩いて、北口の賑やかな界隈で新しくできている蕎麦屋を発見。チェック。降ると予報が出ていた雨は結局降らず。

日曜。昨日気になった蕎麦屋に行くも、定休日。うぬ。家路に戻る途次、前から気になっていた古着屋へ行く。店員さん曰くオリジナルで作ったというTシャツが良い感じで、1点購入。店員さん曰く、目白駅から少し歩いたところにも系列店があるという。聞けば、先日、T君と目白駅から歩いた道沿い。散歩がてらそちらの店舗にも行ってみることに。持っていた袋で気付かれたのだろう、「向こうの店にも行ってたんですね?」と店員さんに言われる。夏に向けてダラっと履けそうなパンツを見つける。値段を考えて買うのは止めようと思ったけど、店員さんからグイグイ押されて購入してしまった。押しに弱い日本人のわたし。家に戻ると、しばらくしてから雨が降り出した。

ツァイ・ミンリャン監督の『黒い眼のオペラ』をDVDで。この監督の作品にどれほど影響を受けただろう。交わされる会話はほとんどないけれど、だからこそ、そこにいろいろなことを想像する。原題『黒眼圏』より、邦題より、英題の『I don't want to sleep alone』が個人的にはしっくりくる。