東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『T君と久しぶりに飲む』

ここ最近は、どうも眠っても眠っても眠り足りない。とくに娘子を寝かしつける時に、一緒に横になっているとそのまま自分も寝てしまう。22時くらいに寝てしまい、3時頃に一度目覚めるのだけど、そこで起きてもという気持ちが働き、また眠ってしまう。のんびりしている。


一昨日、自主映画や芝居を一緒に作ったT君から声をかけてもらい渋谷で飲んだ。仕事もあって、少し遅れて行って、「ドラマ観ました」と言ってくれたので、「感想は?」と聞いたら「ビールが来てから」と改まられたのでドキドキした。ビールがきて乾杯すると「面白かったです」と。いや、早く言ってくれよ、すごくびっくりした。でもうれしかった。

何よりうれしかったのは、僕自身は全然違うだろうと思っていた舞台や自主映画の台本とどこか似ていると言ってくれたこと。どこかに僕の書くものとして共通のモノを感じてくれたらしい。それはうれしい、本当にうれしい。で、酒を飲みつつ、いろいろな話をした。今のことや以前のこと。僕の中でも、T君と一緒に作った作品は忘れられない作品だ。何より、T君に会えたから書けた作品でもある。


もう、何年前だろうか。知人の紹介で観に行った芝居にT君が出ていて、そこでT君の芝居を初めて観た。舞台にはテントが張ってあって、そこに嬉しそうに入るスーツ姿のT君がやけに印象に残った。自分でお芝居を作るにあたって、まったく接点の無かったT君に出演のオファーをした。僕にしてみたらそれは、もう、かなりのアプローチだ。実際、T君とお芝居を作って本当に、僕自身、楽しい。その後の、自主映画も、最初は確かT君から映像作品をやりませんかと声をかけてきてくれたから動き出した、気がする。


あれから、ずいぶんと時間が経って、それでもこうやって酒を飲んでいろいろ話が出来るのはうれしい。今は、互いに家庭もあり、仕事もあるのでなかなか一緒に何かをやることが出来ないけれど、いつか絶対に一緒に何かをやりたい。本当にそう思う。


楽しい夕餉で、久しぶりに酩酊して帰宅。嫁氏には、それほど飲まずに帰ると誓っていたので、こっぴどく怒られたが。