東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『父の日の贈り物/いくつかDVD』

先日、父の日ということで娘が幼稚園で描いた絵をプレゼントしてくれた。以前に描いてくれた絵よりもいろいろと上達しているように思えた。なんいせようれしい。で、以前母の日に描いた嫁の絵があるのだけど、それの嫁の絵と僕の絵で大きな違いがあるらしい。それを聞くと嫁はメガネをかけているという。茶色のメガネをかけた嫁。じゃあ、僕の緑の眼はなんなのかな?コンタクトだろうか。

一昨日、昨日、家で夜にDVDを観ていた。

青山真治監督『共喰い』
レオス・カラックス監督「ホーリーモーターズ」

『共喰い』。夏のむせるような暑さを感じた。モヤモヤとグズグズとする男たちの間を、したたかな女性たちが通り過ぎていく。ネット上で見た感想のうち、『サッドヴァケイション』の続編ともとれると書かれたものがありその通りだなぁと思った。
ホーリーモーターズ』。様々な役を演じるドニ・ラヴァンの、皺が刻まれた頬。歳を重ねている。アレックスという名の人物や『TOKYO!』でも出て来た怪人も演じて、レオス・カラックス自身の映画も縦横無尽に横断しているような、一人の俳優(その名もオスカー)。オープニング、タイトルバックで描かれる映画館の観客の描写。彼らは観ているのに、その眼が見えないようなライティング。カメラが無いところで演じる俳優。それは観られる当ての無い映画なのか。面白かったものの途中で眠ってしまい、今日改めて観た。

DVDを家で観るのも好きだけど、映画館と大きく違うのは音環境。テレビのボリュームをあげても、どうしても聞こえにくい部分がある。ボソボソとしゃべる台詞はどんなに音をあげても聞こえにくい。映画館の場合、スピーカーの配置で音がまわるから、ボソボソとしゃべる声も聞き取れるし、それ以外の細かいSEや環境音も聞こえるから映画を観ていてもそれが心地いい。テレビで映画を観ているとその辺の音が聞き取りにくく、映画の愉しみが損なわれる。


今日は久しぶりに少し雨が降った。そのせいか夕方以降は少し涼しかった。