東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『運動の季節』

tokyomoon2017-10-03

先週の土曜。娘の小学校の運動会。朝は少し雲が多かったけど、午後からは晴れてきた。

赤と白にわかれて競い合う形式は、僕が小学生の時と変わらない。かけっこなどのような競争ものばかりではなく、各学年によるダンスのような出し物も多く、それは授業にダンスが取り入れられているからなのか。

娘はかけっこで二位だった。

高学年の子たちが騎馬戦をしたのだけど、ルールが大将の帽子を獲られると負けなので、お互い非常に慎重に動き、何やら頭脳戦のようで面白かった。僕たちが子供の頃は、ただ闇雲にワッーと走り出して、ワッーと帽子を取り合っていたから。

それにしても、小学6年生の子たちはとても体格がしっかりしていて、遠目にみると自分たちと変わらないんじゃないかと思える。僕らが子供の頃に、あんなガタイのいい小学生だったか。覚えてない。

少し汗ばむくらいの気持ちの良い天気の中で、運動会は無事に終了。家に帰ったら疲れて少し横になる。

目覚めてから外に食事へ。夕方。虫の声がする雑司ヶ谷霊園。まだ元気な娘は「あそこの木まで競争!」と走り出す。まだ日が残っているけれど、徐々に街灯の光を感じることができるような時間帯。都電が通過するのを踏切で待つ。そういう時がなんだか息を吐きだせるようで落ち着く。美味しいベトナム料理を食べる。


夜。娘を寝かすため一緒に布団に入る。娘が「夜は怖い」と言う。
誰か知らない人が入ってきて、連れて行かれるんじゃないかなぁって、だから夜は怖い、と。娘はお気に入りのぬいぐるみを5つほど、布団に一緒において寝るのだけど、それはそういう怖さに理由があるのかもしれない。夜は怖い。明るすぎて人も多い東京はその感覚が鈍る時があるけれど、静かで暗い夜は、僕も怖い。誰かに連れ去られるとか、幽霊がどうとか、そういう具体的なことではなくて、その暗さや静けさそのものが持つ畏怖のようなものだと思う。


けれど、横にいると、すぐに寝息を立てた。運動会でやっぱり疲れたのだと思う。


日曜。仕事。運転などもあり、帰ってきて、少し疲れた。で、細かいことで嫁と口論。こういうことばかり繰り返してしまう。