東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『なんだかよく歩いた2日間』

よくわからないけれど、どうやら梅雨は明けたと思っていいような気がする。それくらい気持ちの良い晴れの日が昨日と今日と、続いた。夏の空は立体的な入道雲が気持ち良い。青い空に大きくもこもことしていて、空がぺたっとしてるわけではなくて、広く大きいなぁって思う。体調はようやく回復してきて、とはいえ、薬はきちんと飲もうと思う。

 

さすがに蒸し暑くなってきて、空調を入れはじめた。窓を開けると風が入って気持ち良いのだけど、虫も入ってくるらしく、嫌がられる。悩ましい。で、ネコたちも涼しいところが良いのか、エアコンをつけると部屋に集まってくる。

 

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。ケーシー・アフレックの危うさがなんとも胸にくる。それほど追い込まれるくらいに、自分がやってしまった過去の出来事に囚われていて、今も生きている。目に見えるようなはっきりとした救いはないのだけど、ささやかな、本当にささやかな希望が描かれるラスト。こういう脚本の描き方、あえて台詞にはしない。本当にうまいし、素晴らしいと思う。

 

昨日は大学の時の先輩と久しぶりに飲む。で、17年ぶりくらいに同じ大学の別の先輩にも声をかけたら会社帰りに寄ってくれて、3人で久しぶりにいろいろ話した。懐かしいなぁ。全然変わってない。僕が通っていた大学は、畜産の専門のような大学で、2人の先輩はきちんとその大学で学んだことを活かした仕事をしている。それぞれ家庭があり、仕事でも責任のあるポジションについている。僕はと言えば、まったく大学で学んだこととは関係のない仕事をしているけれど、でも、あの大学で学んだことは、血となり肉となり、今の考え方に活かされていると思っている。というか、あの大学に通っていたころに出会った人たちは、みんな刺激を受けるような考え方をしていた。今もそれは変わらない。僕は相変わらずお酒は弱く、酔うと眠くなってしまうのだけど、昨日は終電を過ぎても店が閉まる時間まで夢中で話をしていた。「じゃ、また」とそれぞれ、帰っていったけど、無事に帰れただろうか。飲んだ場所は代々木だったので、僕は酔い覚ましに明治通りを歩いて新宿方面へ。なんとなく、そのまま歩いて家まで向かった。途中雨が降ったり、雨が降る前は蒸し暑かったりしたけど、なんだか歩くのが気持ちよかった。

 

今日。さすがに、ちょっと二日酔い、というか疲れて、朝はまったく起きれなかった。目覚めると10時を過ぎている。娘は学校の習い事にでかけていた。朝ごはんを食べてから掃除をする。それから仕事で秋葉原へ。そこから神田の方へ行き、神田で仕事を終えてから、ちょっと目的があり春日へ。神田から緩やかな坂を上る。それから後楽園が見えてくると、下り坂。で、また池袋方面へ向かうと坂を上る。途中で、戦没者慰霊碑がある場所があり、そこへ行ってみる。その施設に入るとなんとなく空気が変わる。向こうには後楽園のジェットコースターが見える。不思議な場所にあるものだなあと思う。その後、なんとなく歩いて、伝通院に立ち寄り、それから茗荷谷新大塚のあたりをこえて、東池袋へ。歩いていると17時過ぎに、「夕焼け小焼け」のメロディが流れる。東京も民家がある通りは静かで、長閑な土曜の夕暮れ。気が付けば、秋葉原から池袋まで歩いていた。暑かったけど、台風が近づいていて、風が気持ちよく、雲が早く動くのを見ていると、飽きないで歩けた。

 

蝉の鳴き声、夏の空、雲、汗をかきながら、夏を感じた。

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