東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『不思議なタイミング』

天気予報を細かく見ているわけではないけれど、ここ2日くらいは見事な暑さに。幸いなことに関東は台風の直撃は避けることができて、過ぎ去った後に突然暑い夏が到来。これはもう梅雨は明けたのだろう。

 

仕事のことなので詳しく書けないが、昨日の日中、文京区のとある旅館でとある仕事。偶然だけど、そこは先日会ってお酒を飲んだ先輩たちと同窓会をした旅館だった日記をつけてることのありがたいことは調べるとその時のことが残してあり、どうやら11年前の3月に僕たちはその旅館に泊まって飲んで歌って楽しい夜を過ごしていた。不思議な縁だなぁと思う。先輩たちと会ったのも10なん年ぶりで、そんなタイミングで、偶然にもその旅館で仕事。

 

で、さらに偶然なのはたまたま出張で、同じくその旅館の同窓会に参加したYっさんが東京に来ていたこと。こんな偶然も珍しい。何かがこの時期にその面々を呼び出したとでも言うようなタイミング。というわけで昨日、仕事の後に品川で会うことに。

 

とりあえずお茶でもしようということで、品川のビル街にある『アンナミラーズ』という店に。僕はあまり詳しく知らなかったのだけど、そこはまぁ、パイとかそういうものがメインのお店で、あまりおっさん2人で入るような店ではないようで、たしかに周りを見ると女性客ばかり。まぁ、それもこれも経験ということで、おっさん2人、パイとか飲み物を注文。

 

いろいろ話した。近況から過去のこと。かれこれ20年近い付き合い。とはいっても大学時代に過ごした数年以外はお互い住んでる地域も違うけど、こういうものは不思議なものであまりそういう距離感も感じない。一気に当時のことも蘇ってくる。とはいえ、忙しすぎて忘れていることもある。なんにせよ大学時代は毎日がむしゃらになにかをしていた。それらが全て、自分が面白いと思えることと直結していたから、ただただ目の前のことをいろいろやっていた。記憶が曖昧で、どれとどれがが一緒の時期だったのか、組み合わせがあまり判然としないところもあるけれど。

 

今、携帯やネット環境、SNSがこれほど便利になっている時代に、自分たちがあの当時の、学生の頃のような自由さと行動力で何かをできたらどうなるのか。たらればみたいな話もするけれど、こればかりは本当にたられば。絶対にわかるはずもない。その時だからこそ集まった面々がいて、その時だからこそ出来たことがある。

 

何かしらきっかけがないと、なかなか会うこともないのだけど、冗談で、お互い40歳を超えて、意外と次に会うときは誰かの葬式じゃないかと話したりもする。少し話を聞くとYっさんも数年前に大病が見つかったのだという。幸いなことに大事に至らなかったというが、お互い、もうそういう病気で体調を崩すこともある年代なわけで。「身体と心の健康に気をつけて過ごそう」と言って大阪へ戻るYっさんを見送った。

 

その後、少しだけ改札の上のスタバでメール作業。空調が効いてない暑いスタバで汗をかきながらパソコンに向かう。新幹線改札を見下ろすような場所にある。隣のカップルが通りを歩く人たちを見ては、あの人の服はどう、とか、あの集団はどう、みたいな話をしている。ふと、「青春だねぇ」みたいなことを呟くので、僕もつられて見てみると、若い人たちが楽しそうに歩いていた。

 

夜になって少しだけ涼しくなったと思うけど、いよいよ夏が本格化してきた様子。

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