東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『夜の東京を走る』

久しぶりに運転をする。汐留あたりに新しくできた橋と道があり、浜離宮の横を通り、豊洲のあたりに出れる。透明のトンネルがなにやら近未来感がある。橋からは一方にレインボーブリッジが見えて、反対側は豊洲の街並みも見れる。なんというか壮観。東京はどんどん新しい道ができるし、なんだか忙しない。本当にオリンピックまでは賑やかなのだろうな。で、それ以降は一体、どうなるのだろうか。新しい築地市場はちゃんと機能しているのかよくわからないけれど、大きなトラックは出入りしている様子。夜の東京を走るのは気持ち良い。運転の終わりで、少し東京タワーの近くを通る。夜の暗闇に、赤く光る東京タワーはカッコいいなぁと常々思う。ビルの鏡面のような窓に反射する東京タワーがなんだか良い具合だった。

それにしてもここしばらく、どうも雨ばかり。夜の東京、雨の中、車を走らせる。東京タワーを見てから、六本木を通り抜けて、そのまま外苑西通りを北上し、曙橋の横を通り、早稲田のあたりへ。ある意味で、家の近くまでは直進できる。

そして、Spotifyを搭載した携帯と、カーステレオをBluetoothでつなげたところ、当たり前だけど、音楽が流れてきた。ああ、まずい、便利すぎる。こんなことができてしまったら、CDをわんさか車に持ち運ぶ必要もなくなってしまう。便利は時に罪だ。そしてその便利を素直に飲み込めず、少しばかり不便であれ、と思ってしまう自分はいよいよおっさんなのだろうか。

読みたい小説が読めないまま、鞄の中に放置されている。