東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ドライヤー壊れる』

木曜。長年使用していたドライヤーが完全に壊れた。スイッチを入れても微動だにしない。長年、家で使用していたドライヤーだっただけに名残惜しいところではあるものの、次を買わないわけにはいかない。なにせ、真冬。嫁も娘も髪が長く乾かすのに一苦労。僕もまぁ、幸い禿げではないので、髪を乾かさねばならず、ドライヤーは必需品。というわけで、嫁さんがドライヤーをネットで購入。というのも、電気屋に行ったところびっくりするほどの値段で売っていたものが半額近い値段でネットでは買えるらしく、それならばネットで買う方が断然良いからで、そのうえ注文したら翌日には届くらしいので、そうなってくるとほんと買い物のすべてがネットでおこなわれてしまうのではないか。まぁ、僕なんかが「ではないか」なんて気がかりになったとして、それがどうなるというわけではないのだけど。

ただ、どうもネット注文時にいろいろミスったようで、自宅に配送されずに局留めになったらしく、僕が夜に取りに行くことになった。

池袋の中央郵便局は24時間空いていて、そこに取りに行ける。便利といえば、便利。23時過ぎにフラフラと歩く。雑司ヶ谷霊園はさすがに怖いのでそこを避けて都電沿いを。サンシャインを抜けて中央郵便局へ。局留めのモノを受け取りに来る人は多いのか、僕がいる時間だけでも人の出入りはちらほらある。住所の証明できるものを持ってこなければならず、僕は免許で対応したが、その横でスーツをきた僕と同世代くらいの男性が「僕は代表取締役なので名刺を持っていない」というまったく理解できない理由で証明できるものを提出せずに品物を受け取ろうとしていた。

てっきりドライヤーだからだと甘くみていたら思いのほか大きい段ボールがでてきて、それを抱えて帰路へ。歩きづらい。サンシャインの1階部分は、長距離バスの発着所になっており、これからどこかへ旅立つ人たちが待合スペースにいる。それを横目にみつつ。新宿のバスターミナルもそうだけど、僕はああいう場所が好きで、荷物を持ってバスに乗り込む人たちは、それぞれどんな背景があるのだろうと勝手にいろいろ妄想したりする。まぁ、向こうからしたらバスに乗るわけでもない背のでかい男が、大きめの段ボールを抱えて深夜に徘徊しているのはかなり怪しいだろうが。ふらふらと深夜の池袋を徘徊しつつ、家路へ。息は白いが相変わらずそこまでの寒さはない。不思議といえば不思議。とはいえ、もう12月も半ば。

新しく購入したドライヤーは、嫁曰く性能は良いものらしいが、どうも使い方に慣れてないのでまだ馴染まない。