東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『贅沢な場所で仕事』

朝から晴れて気持ちが良い。朝食、娘とパンを焼いて食べるのだけど、テレビでやっていた電子レンジで作る卵焼きがとても手軽でふっくらできるので、それを作る。卵を二つ割り、水と白だしを少量いれてレンジで温めるだけ。それでふっくらとした卵焼きができて、マヨネーズやケチャップをつけたパンにはさむと、良い具合のたまごサンドができる。そんなこんなでそういうパンを食べたりヨーグルトを食べて、それから掃除機をかける。朝は比較的、ゆっくりとした日々。

それから、散歩がてら近くの公園へ。そこでパソコンを開きつつ、電話をかけたり仕事を。まぁ、よく言われる三密を防ぐため、といえば、言い訳だけど、外が気持ち良いと外にでたくなってしまう。青空のもと、人との距離をとりつつ、ベンチでパソコンに向かう。健全と不健全の間みたいな感じだ。

とはいえ、家族連れ、犬の散歩、ご年配の方々のウオーキングと、そこそこ人は目につき、それはそれで人のことはいえないけれど、大丈夫なのかなぁとは思いつつ。ただ、まぁ、ずっと家にいるのは息が詰まる。それは間違いない。

昼は家族で近所のカフェ「yurucafe」へ行き、昼食を食べる。で、そこの2階が通常はイベントなどをするスペースなのだけど、今は、在宅ワークの人のため、1日1名限定で場所を開放するという贅沢なサービスをしている。ダメもとで昼食をとりながら、この後は空いているのか聞いたところ「空いている」とのことだったので、ちゃっかりそこで仕事をさせてもらう。ええとですね、電源はあるし、無線LANも飛んでいるし、とても素敵なスペース。しかも1組なので、気にせず電話をかけれるし、Spotifyで音楽も流せる。これ、良いのかなぁと思うくらい贅沢だ。しっかり集中して仕事もできる。僕は在宅と事務所作業が半々くらいなのだけど、こういうところが近くにあるなら、在宅どんとこいだ。

それにしても、こういった渦中だからだけど、この先、いろいろなことが落ち着いたあとも、いわゆるネットを使った会議などは主流になっていくのだろうし、在宅やネットによるいろいろな買い物などもなお一層、当たり前のようになってくるのだろう。そうすると果たして、対面でモノを買ったりやりとりをしたり、打合せをする、ということが減っていくのだろうか。マルクスもびっくりの市場だなぁ。生き残るビジネス、むしろ飛躍するビジネスがあり、一方で終わってしまうビジネスもあるのだろう。オンライン飲み会も楽しいだろうけれど、それがすべてか。まぁ、選択肢の一つだったり、1年に1回くらいそういうのをやる、というのは良いんじゃないかとは思うけれど。それが良いかどうか僕自身にはまったくわからないのだけれども、おっさん世代になりつつある僕は、どうしてもアナログな部分を志向する節はある。対面してわかること、空気感、伝わることは絶対ある。とはいえ、そんな僕ですら配信音楽の便利さを目の当たりにし、CDを買うことから猛烈に遠ざかったし。テレビを観ていても、ラジオを聴いていても、オンラインで自宅から中継してます、となると、では、それでもなお、テレビやラジオを経由することの意味は、という部分を考えてしまう。もう少し時間が経つと、そういうこれまで「当たり前」と思ってきたフォーマットががらりと変わってしまう気がする。それがどういう風に世の中を変えていくのか。わからないなぁと思いつつ、yurucafeののんびりするスペースで、メールを打ったり、仕事をしたりする1日でした。