東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨が多い日々』

日曜は仕事で会社へ。zoomでいろいろと仕事。本当にここにきてzoomを使った打合せなどが一気に増えた。2週間前くらいまでは名前さえ知らなかったのに。まったく何が起こるかわからないもんだなぁと思う。この日は久しぶりに遅くまで仕事をして、22時近くに会社を出る。日曜の夜とはいえ、普段は人が多いのだけど、やはり今は人がいない。驚くほどいない。いつもは当たり前のように遅い時間に家に帰っているのだけど、ここ最近はこの時間に帰るのが稀なので、なんだかずいぶん遅い時間のように思える。人がいないから余計に遅い時間に感じるのかもしれない。家に帰り、少しばかりゆっくりとしつつ。

月曜。朝は快晴。朝食時に、嫁とちょっとしたことで喧嘩。うーむ、僕も気が短いのだろうか。悩ましい。とはいえ、仕事もある。そして久しぶりに車の運転。月曜は街に出ている人の数が少し多いように感じた。午後からは天気が悪くなり強めの雨が降る。うーん、雨か。しかもやけに肌寒くなり、上着一つだと失敗と感じるほど。それが夜遅くまで続く。そういえば、僕は人によっては怖い印象を受けるらしい、と職場の社員が言っていた。第一印象らしいが。黙っていると怒っているみたいなのかもしれない。まぁ、実際のところは何も考えてないのだけれども。

火曜。今日も今日とて仕事。またskypeやらzoomで打合せ。まったく見事なほどリモートでの打合せばかり。夜、会社を出るタイミングが一緒になった同僚と少し食事へ。恵比寿近辺はそこそこ店も開いていた。まだ20時前だったからかもしれない。もちろん、飲食店だって収入がないとやっていけない。どこも懸命だろうと想像する。ニュースを見ればどこもかしこも赤字やら不景気な話ばかり。このうえ、オリンピックを行う意義はあるのだろうか。店を出た後、別れ間際、同僚から、先行きの見えなさで不安があるということを吐露される。実は家をでて出社するのも軽くしんどいのだという。自粛期間が明けて、もちろん、明けたからとて通常の生活にすぐ戻るのかわからないけれども、とはいえ、今よりは普段に近い生活になるだろうが、その生活の中で、以前のように働けるのか不安になっているという。そういう心配もわかる。僕らの生活だってどうなるのか保証などない。考えれば考えるほど暗いことになる。帰りの電車。やはり人はまばらだ。

家に帰ってから、ふと、録画していた舞台『業音』を観る。病気の母親の介護で借金をするほど生活苦の主人公の女性の言葉。死に向かう母のために借金してまでお金を工面する。そのことについて悩むのが辛い。だから何も考えずに借金をする。考えない方が楽だ。そうなのだ、それはきっとそうなのだ。そういった考えに抗ったり、苦悩したりしつつ、日々をぐるぐると生活を続けるしかない。

明日は祝日だし、晴れてほしい。