東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『少し暑い日が続く』

昨日、今日と、なんだか蒸し暑い。夏っぽい季節。だけど夏の前に梅雨が来るのだろうし、それを思うと気持ちは沈む。コロナで換気が叫ばれて、電車の窓を開ける対応をしていたりするのをみるにつけ、真冬じゃなくて良かったなぁと思ったけれど、気が付けば夏目前。これからの季節、どうするのだろうと思う。エアコンをつけつつ、窓をあけて換気をするのだろうか。

東京は昨日、コロナ感染者がちょっと増えたらしいのだけど、いろいろと気が滅入る話だ。それに伴い、なぜか都庁やレインボーブリッジを赤くライトアップしたらしいが、それもまた、なぜなのだろう。そして、それらを赤くするなら東京タワーの方がよかったのじゃないのかと思ったりもする。

ふと、以前に佐渡へ行った時のことを思い出した。仕事ででかけて、夜、少し時間があり、たまたま見つけたその日にやっている祭りを見にでかけた。佐渡の相川町の宵の舞。ゆっくりと音楽に合わせて踊りながら町内を練り歩くその祭りは、なんだか時間がゆっくりと流れる穏やかさで、不思議な気持ちになった。ちょっと夢の中の出来事のようでさえある。で、振り返ろうと思って、日記を見直してみると、ちょうど去年の今頃だった。勝手に祭りなので、もう少し夏の出来事だったかなと思ったのだけど。あっという間だ。1年経っている。こういう考え方は嫌なのだけど、まさか1年後に、世の中がこんなになっているとは思いもしなかった。ネットで少し調べると、このお祭りも今年は10月に日程をずらしているようだ。嫁さんの地元のお祭りも今年は中止だという。様々なところに大きな影響がある。

少しばかりうまくいかないこと、気持ちが沈むこともあり、仕事後、伸びすぎた髪を切りたくて、とはいえ、もうぱぱっと切れればいいと思い、1000円くらいでカットできる店を探して入ろうとすると、どこもかしこも猛烈に混んでいる。世の中年紳士たちが仕事終わりにこぞって駆け込んでいる模様。僕はおおざっぱなので、伸びたら短く切るタイプなのだけど、その物差しからみると、まだまだ切る必要はない短さの人がたくさんいて、紳士たちは身だしなみをきちんとしているのだぁとしみじみ思う。というわけで少しばかりさっぱりとする。暑いし、軽くなると楽になる。

昨日のアラートの影響があるのか、ないのかわからないけれど、新宿は、ある程度、人はいるように感じるけれど、それでも以前の活気のようなものに比べると、少し物足りない感じはある。しかし、もう、以前と比べるという感覚ではダメなのかもしれない。街へ出ていく感覚自体が変わっているのかもしれない。