東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『10歳のその日に』

日曜。なぜか、朝5時くらいに一度、目が覚める。急に目覚めて、眠気もない。それで、朝ごはん用にご飯を炊いて、また少ししてから横になると、いつの間にか寝てしまった。それで、また8時前に目覚める。少し雲がでていたけど、雨は止んでいた。

嫁と娘は習い事が再開したので、それに出かける。僕は久しぶりに新宿御苑へ。3月に年間パスポートを購入し、2か月ほど行けてなかったけれど、その分、有効期限が延長になったらしい。年間パスポートに、管理人のおじさんが黒ペン手書きで日付を書いてくれた。

2か月ほど人が入らずだったからだろうけれど、芝は青々としていて、踏みつけられた跡も少なくふさふさしていて気持ち良かった。木陰にゴザをひいて、本を読んだり、少し作業をしたり。

以前に使用していたmacのパソコンが壊れてから、動画編集が何もできずにいた。Premiereは気にはなっているが会社のパソコンに何かをいれるわけにもいかず。が、必要に迫られて何かのソフトをいれねばならなくなり、いろいろ検討した結果、Kinemasterというスマートフォンで動画編集ができるアプリをインストールすることにした。で、これが、手軽で良い。無料だと右上にKinematerのロゴが表示されてしまうが、それ以外は、簡易な編集はさくさくとできる。手で画面上をタッチしながら作業するので、タイムライン上の動画を動かしたり、細かいところはもちろん面倒な部分もあるし、使い慣れていたFinalcut7と比較してしまうとどうしてもやりにくいところはあるけれど、つなぐだけの編集であれば事足りる。そして、今はスマホで動画を撮ることが多いため、その動画素材の取り込みなどに苦労することはない。あと、どういう仕組みかわからないけれど、レンダリングもなく、編集もスムーズ。便利だなぁ、つくづく、すべてのことがスマートフォンでできてしまう。

そうやって、一日、新宿御苑で仕事したり、本読んだり、昼寝したりしていた。陽射しは強かったけれど、木陰に入ると暑さは感じず、心地良い。

夕方。新宿御苑を出て、池袋へ。ジュンク堂の近く通称びっくりガードの近くに西武鉄道のビルが新しくできたのだけど、そのビルの2階部分に、池袋駅を走る線路などが一望できるテラスのようなものができていて、見晴らしがよくて気持ち良い。陽が暮れる街を電車が走っていく。それをぼんやり見る。土曜の雨のあと、空気がひんやりしてそこまで気温があがらなかったからか、陽が陰ってくると肌寒いくらいだった。Tシャツ一枚ででてきたのが失敗だった。この日は娘の誕生日で、習い事終わりにみんなで食事をすることに。大戸屋か回転寿司に行きたいという謎の2択を娘が提示してきたので、結果、回転寿司屋へ。いつも行っているお店はコロナの影響で土日は休みになっていたので、池袋にある別のチェーン店へ。入るのに30分ほど時間がかかる。混雑している。

寿司を食べて、歩いて帰宅。娘は10歳。あっという間に10歳か。いや、あっという間ということでもないか。10歳、毎日、いろいろな日々があり、いろいろな経験する。娘が生まれてまもないころ、東日本大震災があり、嫁の実家にいた娘はまだ寒い東北の、電気も止まってしまった家で、嫁の家族みんなでまるくなって真っ暗な夜を過ごしたこともあった。覚えているのか覚えていないのかはわからないが。今、学校にも行けず、外に出るときはマスクを当たり前のようにするような日常の中で暮らしているが、なんてことない日常から、そういった特殊な出来事まで、諸々含めて娘の10年だ。

家に帰ってから、嫁が買っていてくれた西瓜を娘と二人でばくばく食べた。