東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『それからの祝日の日々』

19日。朝、普通に朝起きて、御飯を食べる。普段と変わらないような朝。昼前に葬儀をお願いした会社のアフターケアの方が来る。亡くなってしまった方に関する年金や、保険証の返却といったやらなきゃいけないことの説明や、四十九日などの法要の提案など。サービス半分、営業半分。とはいえ、やらねばならぬこと。いろいろある。

 

兄がてきぱきと、いろいろな手続きや、必要な書類を手配してくれていたので、あらかた、やらねばならぬことを把握していたし、連休明けに母が役所にいっていろいろ提出すれば良いように対応してくれたので、本当に有難い。詳しいことは何もわからない僕は、それを横で見ていただけ。申し訳ない。

 

それにしても、お墓の問題やらいろいろ、やらねばならぬことというのは果てしないなぁと茫然とする。葬儀で一区切りなのかと思いきや、次は四十九日があるというのだから。営業の人さえ「あっという間にきます」と言っていた。まぁ、もちろん、宗教的な行事の一つだし、せめてそこまで故人と向き合うことを意識すべきなのだろうけれども。

 

で、その後、父が入っていた保険の方が来る。その保険の方が、父に線香をあげてくれたが、涙を流してくれて驚いた。良くしてもらったから、とのこと。母や「若い女性には優しいから」と言っていたが、そんな一面もあったか。いろいろ知らぬ父がいる。で、解約と支払いの諸々の説明。ここでもまた、いろいろな手続きが必要。あるなぁ、手続き。つくづく思う。

 

それから昼食を食べて、僕は少しばかり仕事へ。母のことが心配ではあったものの、兄もまだいるとのことで、お任せしつつ。それで港区の湾岸沿いへ。で、仕事終わり近くで、嫁さんから連絡がある。家の鍵を僕の手荷物バッグに入れっぱなしにしてしまったとのこと。それを取りにくるついでに、湾岸の川べりで夕食を食べる。風が心地いいというか、もはや若干肌寒いくらい。ここから先はいよいよ秋へ向かうか。それから山手線で帰宅。連休だからかあまり人がいない印象。

 

翌日、20日。日曜。日中は少々のんびり。掃除をしたり、布団を干したり。シーツを洗濯したり、ついでにフローリングを水拭き。掃除は気持ち良い。その後、仕事モロモロ。メールもあるし、やらねばならぬことはたまっている。なにせ、いろいろ休んでいる。家に帰って力尽きて寝る。

 

今日、21日。嫁と娘はいろいろあり早めに家を出る。僕はゆっくりできたので、掃除をしたり、布団を干したり。それから少し映画。黒沢清監督の『旅の終わり世界のはじまり』。まさか歌うとは。でも、面白かった。映画も観たいのがあるんだけど、いろいろタイミングを逸してる。少しばかり小説を読もうと本を読むが、気が付いたら少し昼寝していた。

 

そのあと、実家へ。兄は今日まで実家にいてくれたが、単身赴任先へ帰った。今日もいろいろ手続きの準備をしてくれていた。ありがたいなぁと思う。とりあえず父に線香をあげる。お供え物が増えている。いろいろな人が挨拶にきてくれているらしい。お盆の時期だし、花でもお供えできればと思ったけれど、買うのを忘れた。兄も帰って、家は母一人。

 

母が夜ご飯を作ってくれたが、なぜか僕に玉子焼きを作れと指示が。卵が余っているので使いたいらしい。醤油と砂糖で味付けをしたけれど、薄味だった。

 

夜。テレビを見ながらだけど、少し母と話をする。大したことではない。世間話と少しばかり諸々。母はそこまで落ち込んでいる様子はないけれど、腰や膝など痛いところもあるらしく、いろいろ不安もある。ここから、1人での生活が長くなる。何がどこまでできるかわからないけれど、僕もできることは少しでも、という気持ちになる。

 

台風が近づいているらしい。東京の方は雨が降り始めているらしいけれど、埼玉はまだ雨は降ってない。