東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『快晴だった一日』

実家は、ある程度、拓けた場所にあり、朝、陽射しが眩しいくらい入ってくる。それもあり、日中がはいるうちは暖房をつけなくても暖かい。冬は良いけど、夏はどうだったけ。かなり暑いのではないか。いずれにしても、眩しくて目覚めるくらいの感じ。

 

実家からの通勤は、正直言えばやはり少し大変だ。これまでドアトゥドアで30分程度で行けていた通勤が、実家から最寄り駅まで徒歩15分、電車で1時間強、そしてまた会社へ移動で約1時間半、往復だと3時間近く。まだ、慣れないとやはりちょっと、時間の使い方がうまくできない。電車の中で小説でも読めばいいかなぁとのんきに考えていたけれど、なんとなくそんな風にもならず。まぁ、単純に意外と混んでいて、特に朝はそれなりに満員感がある。緊急事態宣言とはいえ働かねばならぬ。

 

仕事へ行く前に、母から頼まれて郵便局へ行くため、渋谷で降りたが、郵便局へ行く途中、それまでは営業していた飲食店が数軒、閉店していて、茫然とする。とてつもなく深刻な事態だ。

 

自分の仕事だってそれの影響は少なからずあり、これまで通りにはいかない。逆にコロナ禍で業績をあげた業種もあるだろうけれど、どうしたって支障がでる業種もあるし。賑やかな都心であればあるほど、家賃も高いだろうから、閉店せざるえないお店は増える気がするし。渋谷みたいな賑やかな街のいたるところで、閉店のお知らせをみると、ほんと、気が重くなる。

 

ちょっとした微妙なことだけれども、仕事でうまくいかないことが重なり、なんだかちょっと落ち込んでいる。本当にちょっとしたことで、一つ一つは些細なのだけど。それも積み重なるとそれなりにしんどい。

 

日中、外で仕事があり、気が付けば夕方。電車に揺られると夕暮れの黄金色の空が気持ち良い。そんな中、仕事を続ける。途切れなくいろいろ続く。仕事があることは幸いだなぁと思いつつ、なんだかずっと素潜り状態で潜水していて息が切れそうな気もしてくる。

 

帰りの電車。また長時間揺られる。途中の乗換駅のプラットホームのキオスクで美味しそうなフルーツサンドが販売していたので、自分と母の分を買って帰る。自宅の嫁と娘は元気にやってくれているだろうが、今は、とりあえず、実家と職場の往復。家に向かう私鉄に乗り換える際、ずっとスマホを見ながら、ちゃんと並んでなかった若い男性が、電車の扉が開いたらサクサクと扉から入り、空いてる席に座った。ずっとスマホを見ていた。そんなこともなんだか気が滅入る。

 

22時頃、風が強い中、地元駅から歩いて帰る。母は既に寝ていたが、しばらくするとトイレに起きてきた。「思ったよりも早かったね」と言われる。普段は深夜1時、2時くらいまで起きているのだけど、0時を過ぎたくらいで眠くなり、早々に布団に入る。