東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『知らねばならない』

15日。少し早めに起きて仕事の準備。久しぶりに娘と朝食を食べる。なんでも本好きの友達同士で本を読める場所(例えば本屋)の情報を交換したりしているらしい。娘は1回読んだら新しい本を読みたいらしく、特に所有欲は無いので、読めればいいらしい。学校や住んでる場所の図書館が、コロナのこともあり満足いくように入れないため、本を求めていろいろと探しているのだという。

僕は逆に図書館で借りるのが苦手で、というのも、返却期日があるとそこまでに読まなくてはという強迫観念みたいなものがありソワソワしてしまう。そして、読みたい本は結構、手元に置いておきたい性格で、買ったもののまだ手につけられていない本もたくさん本棚にある。それはそれで悩ましいものの、本棚を見ると嬉しい気持ちになる。

朝食を食べて、準備をしてから車で会社へ。道中、新宿までは結構混んでいるのだけど、新宿を超えるとある程度、スムーズ。車の流れというのは不思議だけど、僕が住んでいる方面からは新宿を目指す人が多いのだろうか。

たまたま朝のラジオを聴きながら運転をしていると、五常・アンド・カンパニーという会社の代表をつとめる方がゲストで出ていた。何か知っていたわけではないのだけど、声の感じ、話し方に惹かれ、ラジオに耳を傾ける。自身が大学で学ぶ際に、お金の支払いに苦労した経験などもあり将来は、金融関係の職に就こうと志し、そのためには、「まずは資本主義を知らねばならない」と金融の会社に入社。その後、独立されて起業したという。マイクロファイナンスを心がけ、小規模な活動をしている人たちに向けてお金の融資をしているという。その活動は世界規模。僕は金融のことなどは正直、まったく知識が無く、そもそも興味がない。資本主義のことも詳しくわかってない。『資本主義を知らねばならない』と現場に飛び込まれたうえで、その中で、自分の想う考えを貫くため、起業されるということがとても素晴らしいなぁと思った。

それで少しネットを調べると、一つ記事を見つける(https://money-bu-jpx.com/news/article024761/)。こちらは、その会社の別の方のインタビューだけど、これも興味深い。ここに記載がある共同返済の方法は、連帯保証ってことなのだろうけれど、ただし、単なる親や親族ということではなく、実際に共に働く者同士で約束を交わすことで、支払いをしようという意識を高めているのだと思う。記事にあるヒューマンタッチを心がけるという部分。そこは本当に大切だと思う。

たまたま先日、カードでの支払いをしていたものがあったのだけど、カード残高が不足しており、支払いが完済できてないものがあった。それ自体はもちろんこちらが悪いわけで、そこについてどうこう言うつもりはないのだけど、驚いたのはその督促の電話がAIから着たことだ。電話が自動音声で取るとシステム的な支払いの通知が流れる。もちろん、効率化のことを考えればそれの方が人件費もかからないのだろうが、やがてこういった督促が主流になると、ますますお金のやりとりは無機質なものになっていく気がする。ラジオから聞こえる言葉には、お金を扱うことに対してとても前向きで、やりがいがあること、事業を起こすために必要な資金を、多くの層に融資するシステムを自ら興したいという気持ちがあり、なんというかその語りにきちんと人の想いを感じた。

日中はそれとは関係なく、仕事をコツコツ。夕方から外で人と会い話をする。そこで、自分が関わってきた仕事でも、知らなかったシステムを一つ教えてもらう。自分の働いている分野でさえ、まだまだ知らないことは多い。学ぶことは多いなぁと感じる。

話し終えて、メール作業などあり近場のカフェへ。が、そこが自動ドアの近くで出入りが多くやたらと寒い。

夜。帰宅して、筋トレ。バラエティなどを観ながら。その後、遅めの夕ご飯を食べる。ぼんやりしていたら、いつの間にか少し寝ていた。朝が少し早かったからだろうか。