東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『白い風』

朝、仕事の用事があり六本木へ。それにしても大江戸線六本木駅は地下深い。案内表示を見ると、駅構内は地下7階に相当する場所にあった。外にでると、蒸し暑い。一気に汗をかく。それから仕事。一仕事終えてから、ミッドタウンの方へ。富士フィルムのギャラリーで植田正治さんの『白い風』という写真展がやっていてそれを観る。展示されていたのは限られた写真だったけど、見ごたえ充分。植田さんのお住まいだった鳥取の町なのか、長閑な風景の四季折々を撮った写真たち。子どもたちもうつっているのだけど、さっとカメラを構えて撮影したものもあれば、子どもたちを並ばせて「撮るよー」と言って撮影したと思われる写真もある。僕は写真について詳しいことはわからないのだけど「ベスト・ポケット・コダック」という単焦点レンズが付いたカメラで撮った作品たちなのだという。淡く、水彩画のような焼きあがりの写真たち。その淡さがなんだか、優しい手触りで、どういうわけか、写真を見ていると泣けてきてしまう。いくらなんでも涙腺が緩すぎる。

それから場所を移動して仕事。室内で黙々と仕事をしていたので気付かなかったのだけど、後からニュースを見ると、局所的に底が抜けたような大雨が降ったらしい。それもかなり局地的。熱帯化しているなぁ、日本。

夜、外へ出ると、少し風は心地いい。雨上がりということもあるのか。電車の中づりや電光掲示のコマーシャルで、秋の観光、や、秋味のビールのものが流れていく。そういえば、ネットのファッション広告なども秋物を紹介しだしている。まだまだ蒸し暑いのだけど、季節的には、秋なのだろう。

帰宅して、なんだか疲れて筋トレをする気になれず。いつの間にか眠っていた。