東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『穏やかな日曜』

7時半ころ、一度、目覚めるも眠気が勝り二度寝。目覚めたら朝9時。起きだして、洗濯。それから布団を干す。

朝食を食べてから、久しぶりに新宿御苑へ。2月半ばとはいえ、とても気持ちがいい。敷物を敷いて、ゴロゴロしつつ、本を読む。いとうせいこうさんの「福島モノローグ」。それと、夏目漱石の「夢十夜」短編。

読んでいるといつの間にか眠ってしまった。浅い眠りだったと思うのだけど、妙な夢を見る。芝生の上で寝ているので、てっきり新宿御苑で寝ている現実のように思うのだけど、見えている風景が違う。そして、大きな窓の家があり、その家の庭のような場所に寝ている。うつ伏せで寝ている僕の背中に、おそらく女性と思われる人が近づいてく。声しか聞こえない。奇妙な夢だった。

目が覚める。どちらかというと、無理やり起きたような感じで、深い眠りの底から急浮上したような眩暈のような感じで、しばらく起き上がれない。

その後も閉園まで、ゆっくりする。ずっと心地いい天気で寒さも感じなかった。こんな日がずっと続けば良いなと思う。

それから、渋谷へ移動。ル・シネマで映画「ゴースト・トロピック」を観る。冒頭と最後に、とある部屋の定点映像があるのだけど、日が暮れていき、真っ暗になっていくタイムスライプと、明るくなっていくタイムスライプで構成されているが、そこまで可変しているようにも感じない。照明を作ってライティングで調整しているのだろうか。以前に観た「Here」と同様、町の中での一期一会を紡いでいく構成。「ゴースト・トロピック」は、特に、とある一日の、夜の出来事でまとまっている。

現実の中の出来事が、次第になにか不思議な力が作用するようなことまで。夢の中の出来事のようなことも起こるが、そういうことも含めて、長い一日だったのだと思う。

映画を観てから、帰宅。サニーデイサービスのライブツアーの生配信がやっていたはずで、youtubeを開いたら、残念ながらすでにライブな終わってしまっていた。

干していた布団や洗濯物を取り込む。太陽の良い匂いがする。筋トレをして、夕食を食べる。

穏やかでゆっくりとした日曜。