東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『監督という存在』

25日。朝、掃除をしたり洗濯をしたりする。仕事のこととかもあり、少しばかりどうにもイライラすることもあり、少し嫁さんに当たってしまった。うーむ、良くないことなのだとは思いつつ、うーん。その後、仕事で新宿へ。陽射しはあっても、もう、暑すぎる、ということはない。汗ばむは汗ばむけど。それから会社へ行き、有楽町の方へ行き、という案配でいろいろと歩く。それから少しだけ運転。運転は楽しい。気持ちが晴れる。そのまま帰宅して、筋トレしたり映画を観たり。

高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。~ジブリ第7スタジオ、933日の伝説~』

砂田麻美監督『夢と狂気の王国

高畑勲監督、宮崎駿監督それぞれをフォーカスしたドキュメンタリー。どちらも映画製作現場を追ったボリュームたっぷりの作品。高畑勲監督が自分の頭の中に明確なビジョンがありつつも、アフレコや各スタッフたちから出てきたものによってその都度、一度止まり、あれやこれやと問答する姿。行ったり来たり、一進一退。とてつもない困難な製作現場だったと想像する。それぞれの立場で考え方はどうしても変わってしまう。公開予定日までに完成させたいプロデューサーや制作進行の人たち。自分がこだわる部分を譲らない監督。どれほどこだわれるか。わがままになれるか。そして、そのわがままを肯定できるか。砂田麻美監督の作品は、ドキュメンタリーとしての面白さもあるけれど、画の切り取り方が本当に素敵で、映画なのだなぁと思いながら観る。最後のカットの、何かを検証しながら宮崎駿監督がカメラの方向に向かって歩く後ろを、保育園の子供たちが散歩している、ごくごく日常の風景のような画。あのラストカットは本当に素敵だった。

26日。仕事の縁もあり、以前の職場の方がいる会社に顔を出す。以前働いていた会社は僕が辞めてから数年後に倒産してしまったという。詳しいことは聞いていなかった。辞めてしまった僕がそれをいろいろ根掘り葉掘りするのは失礼だと思ったし。今回、お会いした人たちも考えてみると7年ぶりくらい。だいぶ太ってしまった人もいれば、まったく変わってない人もいる。僕はどうやら変わってないらしい。それはそれで良かった。少しだけ話を聞くと、いろいろとあったのだという。それぞれに生活もある。会社を経営するということの大変さもうかがえる。自分にはそういうことは無理だと思いつつ、今も、働きながらいろいろな出来事に直面する日々。少しばかり話をして失礼したけど、久しぶりに会えてよかった。夜。風が涼しく、町を歩くのも気持ち良い。夜、少しお腹が痛くなり、なんだなんだと思いつつ、あんぱんを食べたら大丈夫になった。空腹だったのだと思う。

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