東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『みんなのヴァカンス』

17日。
早朝から1件、外で仕事。普段は行かぬ街で降りて、仕事先へ移動。曇り空でやけに肌寒い。街を歩いていると、結構、マスクをはずしている人も多い。個人的にはもろ手を挙げて賛成の風潮。出先での仕事を終えて駅へ向かい歩いていると、近くの公園で地元の子供たちが遊んでいる。楽しそうで良い。ポツポツと雨が降ってくる。

 

18日。
仕事をした後、渋谷へ。職場から渋谷へは歩いていくことが多いのだけど、普段は歩かない道に入ってみたら、ちょっと迷ってふらふらとする。住宅街のようなところに出てしまう。こんな場所があるのかと思う。箱庭のような公園がある。夜は人がいない。遊具が淋しそうに佇んでいる。

それから、仕事関係の人からお薦めされた映画を渋谷で観る。「みんなのヴァカンス」。台本に立ち返り、作る人がつくれば、ドラマチックに作ることもできるのだろうけれど、それを劇的に作らない。カメラはそこまで人物に寄らないし、できるだけ客観的な視点で追う。だからこそ生まれるものはきっとある。

 

夜。文學界のノートに松尾スズキさんが、宮沢章夫さんの追悼文を書かれているのを読む。なんとも沁みる文章。

note.com

 

19日。
朝、ばたばたと仕事をしてから、出先へ。ちょっと時間配分を間違えて、ギリギリの時間で移動。あまりギリギリで動くのが好きではないので、落ち着かない。その後、出先で作業。それから要件があり大井町へ。普段は行かない街。ロータリー付近は静かだなと思ったものの、その後、少しお酒を飲もうということで線路沿いの路地へ行ったら、小さな路地にお店がたくさん並んでいてとても賑やかだった。路地の筋の中に、さらに奥へ進める道もあり、どこへ行くのかわからない、そんな軒先に客引きのような店員さんたちもいる。そういった雰囲気の持つ危うさにも楽しみがある。入ったお店で軽くお酒を飲む。地元の人たちが楽しくお酒を飲んでいる。久しぶりに少し酔っぱらった夜。