東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

2009-01-01から1年間の記事一覧

『おこづかいとはみ出す猫』

たまに、母から小包が送られてくる。基本的な小包の中身はお菓子やせんべい、それと大量のタオルである。実家のお菓子とタオルが飽和状態になると小包が息子へと発動されるのだと思われる。さらに画像のような封筒が同封されていた。30歳にしておこづかいっ…

『SHINGU,』

2008年11月2日。その町は晴れて、とても穏やかな日曜日だった。 新宮駅前のロータリーには客を待つタクシーが数台並んでいた。駅に入ってくる電車は上下線を併せても一時間に二本から三本程であり、観光や仕事でこの土地にやってくる人の他にはタクシーを使…

『日々雑感』

去年の11月に和歌山の新宮に行った時にまわした8ミリを編集して、初めてyoutubeにアップしてみた。最初はナレーションをいれようかと思ったけど、それはやめて、ブログに関しては文章を載せることに。音楽を入れることに関してはすごく悩んだ。元々8ミリには…

『見る顔と遠い声』

缶詰のような状態の仕事が続いている。今週末まで。 20日(水)の夜に、仕事をやりながら映画学校に通っているS君と池袋で会った。S君が作った自主映画が出来上がったと言うことでDVDに焼いて貰った。ありがたやありがたや。それからお酒を飲みながらいろい…

『by a suit』

18日(月)。夕方にM君からお酒の誘いをもらった。が、この日、市川準監督の『by a suit スーツを買う』を観に行く算段を立てており、この日を逃すと公開終了まで都合上観に行けず、どうしてもその映画を劇場で観たく、その旨を伝え、申し訳ないと思いつつ、…

「いけにえはツタヤに置いてない」

先週は、仕事でバタバタしていた。振り返ると、バタバタしていた時の私は、蕎麦、うどん、ラーメン、パスタをランダムに食しており、なんとも、麺ばかりの日々を送っていた。まぁ、バタバタしてなかったとしても、そのローテーションにカレーやとんかつが加…

『it is written』

ふとした時にまわしていた8mmテープ。現像およびテレシネに出していたそれを取りにビッグカメラの窓口へ行ったのだけど、返ってきた言葉は「何も映ってなかった」だった。感光とかではなく、もっと根本的に、何も映ってなかったという。どうしたことか。残…

『朝に雷が鳴った』

昨日の朝7時頃。一瞬何かきらっと光る感じがあり、部屋の蛍光灯がどうかなったかなと思っていると、雷が鳴った。その音を合図にして雨が勢いよく降り始めた。少し経ってからまた雷が鳴り、その後また少し経ってから空が光り、さっきよりは遠くの方で雷が聞…

『連休の日々』

2日(土)。夜12時を過ぎたあたりで携帯の着信に気付く。2人の友人から。電話をかけると新宿のカラオケ店にいるから唄いにくればいいじゃないと言われる。明日、早朝から山形へ行くのだよというと「新宿から直で行けばいいじゃない」と言われる。行けなか…

『不義理の日々』

お台場での諸々はとりあえず無事に終了。日中はすこぶる晴れていたので、すっかり日焼けしてしまった。と、思いきや、夜は夜で冷え込んで、まさかのホッカイロが重宝。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

『シャーリーの好色人生と転落人生』

24日(金)。夜8時を過ぎ、仕事が一区切りついた隙を見計らって職場を飛び出し、四ツ谷から池袋へ。それで8時20分過ぎには、池袋北口にあるシネマロサへたどり着くという、個人的には奇蹟と呼びたい移動をかます。 シネマロサでかかっている『シャーリ…

『バタバタとした木曜』

昨日から、突如舞い込んで来たあれやこれやになんとなくバタバタした木曜。ある件で電話をかける。「少し席を外しております」。時間をおいてまたかける。「打ち合せに入りました」。また時間をおいてかける。「少し席を外しております」。噛み合ない時は噛…

『彼方からの言葉』

I君と着々と進めている楽しいこと。気分的には秘密作戦。任務遂行のために、ほとんど連絡を取っていなかった大学時代の同期や後輩たちにメール。なかにはアドレスが変わっていてメールが返ってくる人もいる。それも仕方なし。基本的には連絡がないのは元気な…

『この国は沼だ、もしくはぬるい闇』

遠藤周作さんの『沈黙』において、キリスト教の教えが伝わりにくい日本という国の特性を「この国は沼だ」という言葉を用いて表現してありそれが印象に残った。土という言葉で表現される場合、少々硬質な印象があるのだけど、それが沼となると、同じく重心は…

『去れ、行きて汝のなすことをなせ』

土曜日に職場の引っ越しが完了。埃っぽいところでのバタバタが少なくなってきたからか咳が徐々に治まってきた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

『伊部でもらったもの』

職場が引っ越すことになった。それで諸々整理をするため埃っぽい中での作業を数日続けている。そのせいか咳が止まらなくなってしまった。治るのかしら、これ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡山の…

『やたら長い覚書』

■バタバタしていたらずいぶんと時間が空いた。というわけで日々の覚書。極力、短く。 ■ 2日(木)。太田省吾さんの『水の駅』をDVDで観る。オープニングを見て、ふと、これはどこかで見たことがあると思う。それで早稲田大学のある授業にもぐったとき、授業…

『光の中を歩くような』

■30日(月)。ブログのトップやプロフィールで使わせてもらってる写真を撮ってくれたおさむんから連絡をもらい、池袋のcafe『pause』で会う。仕事が終わってからの合流ということでおさむんから『スーツで行くかと思いますがご勘弁を』というメールが届く。…

『静かな学校の記憶』

■会社の近くにある小学校の前を歩いていて、あれっと思った。誰もいない。校庭にも教室にも。考えてみれば春休みの最中。そうなのかと思うものの、いつもは子どもの声がわーわーと賑やかな校庭や教室に誰もいない(当然、教師の方々は来ているのだろうけれど…

『谷中の頃』

■ 28日(土)。抜けた銀歯をなんとかしてもらおうと歯医者へ。引っ越したけど、結局以前通っていた歯医者に予約してしまったので、自転車でそこへ。久しぶりに自転車に乗る。ひとまず仮の歯をいれてもらう。帰宅途中、歯医者さんから電話。保険証を忘れてき…

『歯抜けな話』

■昼食で、米を口の中にかきこんでいたら妙に硬いものを噛む感触あり。それを吐き出してみると銀歯だった。ずっと前に治療した歯から取れた。その治療のことをまったく覚えていないのだけど、どうやら酷い虫歯だったらしく、神経を抜き、歯の9割りくらいを削…

『朝に着くバス』

■仕事で早起きする必要があり、朝7時頃に池袋を駅に向かって歩いていた。その途次、大きなバスから降りる集団を目撃。それは伊勢のあたりから池袋にやって来た夜行バスだった。家族連れから、おそらく学生と思われる団体まで色々な人が降りてくる。春休みを…

『配られるコピー』

■路上で配っているティッシュやらビラやらは基本的に受け取らないのだけど、見事な程に身体の真ん前に差し出され、自然と手を伸ばして受け取ってしまったものもいくつかある。最近は受け取ってしまったフィットネスジムのティッシュなのだけど、そこに書かれ…

『夕方と食欲』

■先日の急性腸炎か、もしくは腸に関わる風邪をアレして以来、昼食を摂るタイミングをなんとなく見失っている。夕方くらいまで腹が減らない。で、夕方くらいになってなんとなく食べようかなと思うのだけど、どうせ間もなく夕食だしなと思うので、そんなに食べ…

『京都へ電話』

■マレビトの会を観た時のパンフレットに入っていたチラシの束の中に、太田省吾さんの作品のDVD-BOXに関するものがあり、これは欲しいとさっそく窓口である京都造形芸術大学の舞台芸術研究センターに問い合わせ。手続きをしてくれた方の口調にたまに京都の言…

『声紋都市−父への手紙』

■木曜の仕事帰りに池袋のジュンク堂でケラリーノ・サンドロヴィッチさんの『労働者K』を購入。喫茶店でそれを読む。喫茶店から帰ってからもそのまま読み続け、読んだまま、なんとなくうとうととしてしまって朝を迎えてしまったので3連休の始まりはひとまず…

『Smiley Smile』

■ブログの設定を変更し、コメント欄を無くした。1月8日の日記に、規則正しく届くエロコメントがいよいよ面倒臭くなったので。例えば、その部分だけうまく拒否する設定とか、いっそ1月8日の日記を削除するとか方法はいろいろあるのかもしれないのだけれど…

『久しぶりに点滴をうつ』

■ 金曜の朝、起きたらどうも調子が悪い。風邪かなと思ったけど、いつもの関節からくる嫌な感じは、ない。それで会社に向かい電車に乗ったら、突如として猛烈な吐き気に襲われて、四ツ谷駅でリバース。あとは不調一直線。さすがに参って、病院に行くと、生も…

『物語について』

■観劇したPortBの芝居『雲。家。』の中で、一つの象徴として池袋のサンシャイン60が映像の中に登場するシーンがある。カメラの一番手前にはカメラを置いた場所、おそらくそれはどこかのビルの屋上の様な場所でそこのフェンスがあり、それからJR池袋駅のホ…

『ハンガー/館山/PortB』

■頭のおでこの付近でハンガーを嵌めるとなぜか首が回る、ということをテレビで紹介されているのを見、ほんとかよと実践したところ、本当に首が動き、えらいこっちゃでぇと興奮し、その興奮を会社で話したところ、そのことは全員知っていた。みんな、子どもの…